
余裕のある人生
先日、京都に出張した。その晩外食した。立ち呑み屋さんで、8畳くらいのスペースに縦長のカウンターのみ。10人も入店すれば満員。そこでお店の方に話を聞いた。「ここは何時から開いているのですか?」「朝9時から夜8時まで」ということ。私が入店したのが、夜6時過ぎ。すでにカウンターには3人のおじさん方。いえいえ、おじさんじゃない。70歳から80歳代のおじいさん方だ。「すみません。生中!」と早速注文。そうしたら、お隣の82歳のおじいさんが、タバコをくゆらせて、グラスにはワインが注がれていた。「あれ、おじゅっさん。(住職さん)。今日は綺麗な格好でどうされましたか?」と声をかけてこられた。「お仕事の帰りです。」と話すと、「その袋(頭陀袋:お坊さんが首からかける袋)中にはお経さんが入ってるんですか。」と。「そうです。いつでもお勤めができるようにね。」と。そこから、店内ではおじいさん方が死について話始めた。「歳いった方が話すことは、死のこと、年金のこと、病気のこと」などであると店長。「ここに集まるお父さん方はみんなそういう人ばかりですよ。」ということだ。世のおじいさ

日本人と食事
子供の頃、乳製品といえば牛乳を給食時に飲んでいたのを覚えている。それ以外の乳製品はなかったのではないかと思う。それが今は、乳製品といえば、チーズやヨーグルトなどもある。今の子供は、いろんな乳製品を摂取する。 そもそも日本人が乳製品を摂取するようになったのは、明治になって牛が輸入されてからである。それ以前は、乳製品に変わる発酵食品は納豆や漬物といった物。本来日本人の体にあった食品を日本人が考案したものである。例えば、週に2、3回の納豆の摂取は、脳卒中のリスクを30パーセントも軽減できるそうだ。 現代人は、乳製品を好むので体に変化が見られるようになった。乳製品摂取による病気である。小児科医ママに尋ねてみた。「乳製品の摂取で増える可能性のある病気は前立腺癌。いくつかの研究から示唆されてます。対して、大腸癌は乳製品で予防できる可能性があるのです。このように、ある疾患ではリスクになり得るけれど、かたや他の疾患の予防になる食べ物。乳製品の他にもあるけどね。結論は、何事も適度に。食べ過ぎは良くない。バランスの良い食事を心掛けて、やね。」、ということ。 そもそも

乳児・幼児のジュースの飲ませかた!
医師 森田麻里子さんの記事を読みました。 「実は、アメリカ小児学会は現在、1歳までの乳児にジュースを与えることを勧めないと明言しています。(1) これは、果汁100%のジュースであっても同じです。ジュースは、果物そのものに含まれている繊維質が取り除かれてしまっていて、果物よりも急激に糖分が吸収されてしまうという特徴があります。ジュースは虫歯の原因になるほか、栄養過多や、逆に栄養不足を引き起こす場合もあるというのです。」 「ジュースを与えることが絶対にダメというわけではありませんが、ジュースはヘルシーな飲み物ではありません。嗜好品の一つとして考え、飲ませすぎないようにするのが良さそうです。生後6ヶ月頃になって果物を食べさせたいときは、ジュースではなく果物をつぶして、繊維質を含んだ果肉ごと与えましょう。1歳を過ぎて、どうしてもジュースを与えたい場合は、例えば食事で外出したとき、お友だちの家に遊びに行った時など、特別な日に1日110ミリリットル(4オンス)以下の量を与えるようにしましょう。」 、と言うことです。ふむふむ。小児科医ママにも聞いて見ました。

僧侶としての資質
「おい! 坊主か!」「お前は、…」<和歌山県の漁師>
「(お坊さんパパ)どうして和歌山へ?、どうして熊野古道へ?」「(しばらく沈黙が続いて隣の人が)息子が自殺してから…」<東北のメインテナンス業の社長>
ひと昔前は法事(年回法要)が執り行われると、お昼に皆さんとお食事をともにした。御膳・お斎をいただいて、お酒もふるまわれて、亡き人を思い、語り合い、家族・親族が集う場を僧侶とともに共有した。今では、お膳料を包んでいただき、皆さんと語り合う場が少なくなってきた。先日ある法事を執り行い、お膳料をいただき、お昼に一人で居酒屋へ行った。法事を終えて、見も知らぬ人とお昼を共にしたいという思いから、場を変えて外で一人食事に行った。そのお店にはいろんな人が集うので僧侶として必ず何か得ることがあることを期待したのである。
私は普段着が作務衣(僧侶が着る作業用服)なので、どこでも作務衣を着用して出かける。特に禅寺で修行してからは作務衣が普段着となった。作務衣は作業着ではあるが、使い分けがある。雑務を行う場合は汚れた作務衣、一般の人にお会いするときは綺麗目