
憎悪と愛
学生の頃、日本にいた時よく街行く人に「お声がけ」させていただきました。異性だけではなく同性にもだ。コミュニケーションを取るのが本当に好きなので、一人でどこへ行くにもよくお声かけさせていただいた。アメリカ生活でも同じで、一人でお店に入ればよく同席、相席させていただきお話を楽しんだ。カフェなどではよくいろんな人と話をした。日本に帰国しても変わらずにお声かけさせていただく。最近は会食の席で般若湯に般若泡をいただきながらお声かけする。逆に声をかけてくださるのが多いかも。作務衣を着て外出するとお坊さんとわかるので、興味のある方は声をかけてくださる。仕事で地方に行った時であるが、一人で食している方とお隣になった方がいらしたのでお声かけさせていただいた。「お一人ですか?」「そうなんです。」「お近くで?」「そうです。病院帰りです。」と言われた。「今日はね、テストしてるんです。」とおっしゃる。「テスト?」「そう」「わたし実は突発性難聴になったんです。」と。「ひと月前に急に。」「原因は?」「ストレスから」だそうだ。「夫が心臓病で入院して、そして地震にもあって大変だっ

みんなのお寺 淨願寺「寺子屋英語教室with仏教情操教育」
お寺の行事の一環として考えて寺子屋英語教室を始めてから5年。私、住職が長年のアメリカ開教から帰国して始めた。対象は3歳児から小学6年生まで。45分の英語授業、次いでマインドフルネスの実践(仏教情操教育)が5分、残りの10分で先生(住職)の講話とディスカッション(対話)。毎回1時間づつの授業。放課後の時間を利用して、今では40人が集まり各時間に振り分けて指導している。最初、習いに来られた生徒さん(3歳児)も1年が経つと、1時間椅子に座れるようになる。そして、マインドフルネス(瞑想)の実践も上手く取り入れながら心の話をしていく。子供の成長を見守りながら、そして子供と同じ目線で寄り添いながら関わっていくと、子供も素直に心を開いてくれる。日々の生活、学校生活、親子関係、友人との関係、今、自分に起こっていることを話してくれるのである。そこで、先生(住職)ができることは、生徒さん(子供)の花に仏様の水を注いであげることである。 小学校の夏休みの宿題で2年生の生徒さんが作文で「みんなありがとう(感謝)」という題で書いてくれたのを紹介したい。この生徒さんは4歳の