風邪薬くださ〜い!

お坊さんパパのアメリカ生活で、病気で病院に行くということは、余程でない限りありませんね。日本と違い皆保険ではなく保険のない人も少なくないので、診察してもらうだけで何万円も支払わなくてはならないのです。アメリカでよくある話ですが、子供が風邪を引いたら病院に行って薬を処方してもらうのではなく、ドクターやナースに「アイスキャンデーを食べさせておきなさい」とよく言われます。
日本はどうでしょう。子供が風邪をひくと病院に行きなんらかの処方をしてもらわなければ安心しませんね。いわゆる薬を求めるのです。子供は薬を飲んで治ると思い、親は薬をもらって安心する。その薬ってなんなん? どんな薬なん? 赤ちゃんや小さな子供に飲まして大丈夫なん? 疑問に思うお坊さんパパ。
「小児科医ママは処方するの?」って尋ねたら「薬はなるべくならば出さない」そうです。「病院やクリニックは薬を出さないと経営が成り立たないでしょ? それに子供の親が安心しないやん。薬を出してあげなければ。」とパパは言う。

「じゃあ、風邪で処方される薬って何?」「大人にも風邪薬って渡されるけど抗生物質。基本意味なし。気休め?その辺はどうなの医者によって変わるって言うこと?教えて。」とパパ。

「感冒(=風邪)の9割はウイルス性と言われています。ウイルス性感冒を直接治す薬はありません。自然経過で、つまり自分の免疫で治っていくのです。それは大人も子供も一緒です。抗生剤を昔から処方する風習?がありましたが、感冒を早期に治癒させる効果はないのです。抗生剤の効果としては、感冒がこじれる(悪化する)と、細菌による二次感染を来すことがあるのですが、この原因菌を退治することです。でも、この二次感染を来す頻度としては多くありません。つまり、起きてもない二次感染に対して抗生剤を処方することが多かったのです。この治療がこれまで行われてきた弊害で、耐性菌が増えてきているのです。今では、抗生剤の適正使用というガイドラインも出されており、徐々にではありますが風邪に抗生剤という昔の風習は減ってきています。」とママ。

「では、感冒にはお薬は全くないのか?ですが、症状を緩和する薬はあります。痰を減らす薬(去痰剤)、咳を鎮める薬(鎮咳薬)、熱を下げる薬(解熱剤)。これらの薬で症状を緩和し、感冒の終焉を待つのです。もちろん、休息と十分な栄養は言うまでもありません。」ということですって。

「ということは、細菌感染と判断した場合に抗生物質を出すということですね。基本は、自然治癒を願って抗生物質を出さないということですね。」とパパ。「そうです。」って。ふむふむ

 

 

 

 

 

Share on Facebook
Please reload

特集記事

子供の「見て」に応える重要性

December 2, 2019

1/10
Please reload

最新記事

October 1, 2019

September 13, 2019