眠たいよ〜

お寺で保育園児(4歳児)から小学6年生のお子さんを預かって「寺子屋英語クラスwith情操教育」を開催!もう始めて3年は経つのであるが、子供達の成長を毎回見守っていると勉強以外でもいろいろなことが発見できる。英語のレッスンが45分、その後情操教育(マインドフルネスメディテーション)とお坊さんパパの講話とディスカッションが15分。(もちろん、英語レッスンもお坊さんパパがしているのですよ。)英語レッスン中には子供の今日の感情や思考など注意深く観察しながらレッスンを進めていくのであるが、年に一度必ずレッスン中に配布する教材がある。そこには日常生活についてが書かれてあり、その教材を見ながら、朝何時に起床して、ご飯を食べて、学校に行き、学校では何をして、給食は何時に食べて、放課後は何時に帰り、そのあとは何をして、夕食は何時に食べて、お風呂は何時に入り、そして就寝時間は何時かということを話していく。 この英語レッスンを年に一度必ず行う理由があるのは、子供達が3食きちんと食事を取っているのか、しっかりと睡眠を取っているのかということが気になるから。レッスン後の講話とディスカッションの時間で子供達に聞いていく。「はい!みんな、睡眠時間は7時間、8時間は取れていますか?」と。そうすると、子供の中には「5時間」という子もいる。床に着く時間が22時とか24時という子も中にいて、その理由は「塾や学校の勉強であったり、お父さんお母さんの帰りが遅いので夕飯も食べるのが20時とかになるから。」という子も多い。ほとんどの子供達は7時間取れてはいるが、中にはこんなことを話してくれる子供達がいる。「学校で、ある友達は朝まで起きてるって言うてる。その子は授業中寝てるねんで。」「その子は夜なんで寝〜へんの?」と聞くと、「布団に潜ってゲームしてるんやって。」と。

人間にとって睡眠はとても大切で、仏教でも「欲」の一つと考えられており、「睡眠欲」をいかにコントロールして行くことが日常生活で大切かを説いている。現在は「睡眠」についての学びも多くなり、睡眠が心身に及ぼす影響が大であることも医療の現場から注目されており、 ●子どもたちの健やかな発育のために、

昼のセロトニン・夜のメラトニンを高める八か条として神山先生が挙げておられる。

1.毎朝、しっかり朝日を浴びて。

2.ご飯はしっかりよく噛んで。特に朝はきちんと食べて。

3.昼間はたっぷり運動を。

4.夜ふかしになるのなら、お昼寝は早めに切り上げて。

5.寝るまでの入眠儀式を大切にして。

6.テレビ・ビデオはけじめをつけて、時間を決めて。

7.暗いお部屋でゆっくりおやすみ。

8.まずは早起きをして、 悪循環(夜ふかし→朝寝坊→慢性の時差ぼけ→眠れない)を断ち切ろう。

                  (神山潤『「夜ふかし」の脳科学』中公新書ラクレ、2005年より)

神山先生の話から、眠りは脳内ホルモンの分泌を初め子供達の脳の発達、さらに体と心の発達に大きな影響を与えているといわれている。

小児科医ママに「最近の子供たちの生活は、家庭の事情や社会の急激な変化にとって大きく変わってきてるなあ」と話すと「やむを得ない面がたくさんある。」という返事であった。「そうやなあ…。ところで日本人って世界で一番睡眠時間を取らない人種なんやで。平均7時間やけど、上位の国(特に欧米)では8時間が当たり前やって。」 「ママのところに来るお子さんたちで、睡眠に悩まされたり、食事などきちんととってない子供がいたりし〜ひんの?」「何か睡眠について医学的に言えること、子供に伝えておくことないかなあ?」 ママはちょっと考えて、こう返事してくれた。「睡眠時間や食事の相談はあんまり受けないなぁ。ただ、たとえば頭痛の子が来た場合、細かく問診をするよ。何時に寝てるのか、睡眠時間は十分取れてるのか。ゲームばかりしていないか。もちろん、しっかり三食食べてるのか。子供にも筋緊張性頭痛は時折起こるねんけど、生活を尋ねていくと、夜更かしであったり、同じ姿勢でゲームを長時間していたりということが原因であったりするのよ。夜更かしすることから、朝起きられなくなって、学校への遅刻、不登校につながることもあるしねー。ただ、子供が単独で不規則な生活になることもあるけど、多くは家族も同じように睡眠不足、夜更かし傾向になっているような印象やよ。現代人の生活からして、こうならざるを得ない部分は多々あるけどねー、子供の不定愁訴(なんとなくだるい、頭が痛いetc...)の一因になることも肝に銘じないといけないよね〜。」......

長い夏休みも明けて2学期がスタートしているが、子供のいのちをお寺で預かっている以上、子供達を大切に見守っていきたいものである。 合掌、

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