お坊さんと欲求の関係

我欲! これがもう大変。毎日、一瞬一瞬、この「欲」と格闘。お坊さんは修行する中で、この欲とどう向き合うか問われる。みなさん、ご存知かと思うが三大欲とは、「食欲」「睡眠欲」「性欲」。「食欲」は、コントロールできるようになる。一日2食。修行中は十分であった。栄養のある食事をしてたかどうかはわからないが、食欲はコントロールできた。おかげで、断食も可能である。修行で一番辛かったのが「睡眠欲」だった。修行中は睡眠時間が平均3~5時間。少ない睡眠時間で修行僧(雲水)たちは、僅かな休息時に横になる。また、ベテランになると坐禅中にわからないように寝る。私も恥ずかしいことではあるが、坐禅中居眠りして警策でよく背中を叩かれたものである。最後に「性欲」。ここだけの話であるが、男の生理現象を自慰行為をして処理しなくてはならない。これもコントロールできる(自慰行為をしなくても)が、身体には良くない。雲水(私)も適当に処理していた。

先日、こんなニュースを読んだ。浄土真宗の47歳僧侶が女子高生のスカートを覗いて盗撮して逮捕されたということ。最初僧侶が盗撮して逮捕されたのを見て、また浄土真宗かと思った。世俗の中にどっぷり浸かって、修行は自力行はしない浄土真宗僧侶。聴聞行(仏の教えを聴く)だけでは救われんわな、今の時代の浄土真宗僧侶は…と思った。浄土真宗の僧侶も禅宗などのように自力行しないとあきません!と。小児科医ママに話すと、「先生と呼ばれる職業でもたまにこのようなニュースあるよね」と言う。

さて、痴漢や盗撮といった事件はいまに始まった問題ではない。なぜ盗撮を行ってしまうのかを調べてみた。きっかけはやはりストレス。ストレスによって脳が疲労してしまう。ストレスで欲求が低下しないで思考や理性が低下してしまうと安易に欲求を満たすようになる。それが性欲を満たす方向として、盗撮や痴漢の性的問題行動に走ってしまうのだ。

また、性癖も影響している。性欲は性欲の強い時期10歳前後から20歳になる少し前に高まる。普段から脳内に痴漢や盗撮といった行動のイメージがある人ほど、衝動的に痴漢や盗撮をしてしまい、その行動を継続すればするほど、人にはバレずにできるというイメージが強化され常習化してしまう。

痴漢や盗撮を行ってしまう人は、自己の欲求や衝動への自覚や内省力、抑制力が弱いということも言える。痴漢や盗撮をする人の話を聞いてみると幼少期の経験に以下のことが多くみられるという

・父親が厳しすぎて子供の言い分を聴かない

・両親のいずれか、もしくは両方がアルコールや買い物、パチンコなどの依存症である

・母親が過保護であり、過干渉である

・家族間で、お互いに対して関心が弱いし、会話が少ない

・いろんなことを我慢されられていた

以上のように、性的問題行動には育った家庭にも特徴が見られる。

では、再犯を繰り返さないためには(実際再犯率が高い)?

カウンセラーに相談することが必要! そこはお坊さんとしては対処できないところですがね。

合掌、

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索

© 2016 by 浄土真宗本願寺派 淨願寺

  • c-facebook