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「もし、余命6ヶ月と告げられたら」

執筆者の写真: hojot2010
hojot2010
4 時間前
読了時間: 3分

ーーーきしがわ園様での看取り研修ーーー












本日は、特別養護老人ホーム「きしがわ園」様にお招きいただき、職員の皆様を対象に研修をさせていただきました。テーマは「看取り」です。

ただ、今回お話ししたのは、皆様が日々お世話をされている入居者様の看取りではありません。皆様ご自身が「余命6ヶ月」と告げられたら、最期の時間をどのように過ごされるでしょうか。 この問いを、ご一緒に考える時間としました。

もしばなゲームで、自分の最期を考える

はじめに「もしばなゲーム」を行い、自分が最期をどのように迎えたいのかを、それぞれに見つめていただきました。普段は「看取る側」に立っておられる皆様が、「看取られる側」として自分自身の最期に向き合う。それはきっと、少し不思議で、少し勇気のいる時間だったのではないかと思います。

「今いちばん大切にしているもの」を書く

続いて、「今いちばん大切にしている人・もの・こと」を紙に書いていただきました。最期を迎えるとき、自分にとって何がいちばん大切なのか。書いていただいた紙を回収し、皆様にご紹介しました。

ほとんどの方が挙げておられたのは、「家族」「子ども」「お金」でした。どれも、私たちの生活を支えてくれる、かけがえのないものです。

紙を破るということ

ご紹介を終えたあと、私はその紙を、皆様の目の前でビリビリに破りました。

「なんでそんなことするの!」という声も上がりました。そこで、私は皆様にこうお伝えしました。

「紙を破られるのは、死を意味しています。死とは、すべてを失うということです。そのことを、今みなさんは体験しておられるのです。死ぬとき、私たちは何ひとつ持っていくことができません。」

大切に握りしめているものを、一つひとつ手放していく。死とはそういうものなのだということを、お話しさせていただきました。

「息を引き取る」ということ

最後に、「息を引き取る」という言葉についてお話ししました。

息を引き取るとは、息を吐いて終わるのではなく、息を吸って亡くなるということです。人は最後の一息まで、「生きたい」という意思を持っているのです。看取りの現場で日々入居者様に寄り添っておられる皆様に、ぜひこのことを心に留めていただきたいとお伝えしました。

「またお会いしましょうね」

そして、最期にかける言葉として、「今までありがとうございました」で終わるのではなく、**「またお会いしましょうね」**と声をかけていただけませんか、とお願いしました。


看取りは、お別れで終わるものではなく、また会える世界へとつながっていくものだと、私はいただいております。


皆様はこれまで、お世話をさせていただく中で、本当にさまざまなことを経験してこられたことと思います。その一つひとつの出会いの中にある、かけがえのない命のつながりを、これからも大切にしていただければ――そのような願いをお伝えして、研修を締めくくらせていただきました。

きしがわ園の職員の皆様、真剣に向き合ってくださり、本当にありがとうございました。 合掌

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